見てきました~シャイロック!「アキラとあきら」以来の池井戸潤原作作品ですね
視聴方法
映画館
鑑賞前に注意したいこと
特にないです。
お仕事ものなので、パワハラみたいな描写はあり
概要
池井戸潤の同名小説が原作、ただし今回はオリジナルストーリー
公開年
2023年
監督
本木克英
あらすじ
銀行の支店で100万円の紛失事件が起きる。その事件の裏に大きな不正が動いていた。
出演者及び役柄紹介
公式サイトの相関図がわかりやすいです。キャラクターが結構立っているので読まなくても楽しめると思います。
西木雅博(演:阿部サダヲ)
営業課の課長代理。私生活で困ったことが起きている模様
紙吹雪と阿部サダヲは、「死刑にいたる病」を思い出してしまった笑
北川愛理(演:上戸彩)
西木雅博(演:阿部サダヲ)の部下
田端洋司(演:玉森裕太)
北川愛理(演:上戸彩)の後輩で、お客様二課に所属
【ネタバレあり】感想
面白かったです!ところどころ笑えるところもあり、話としては丁寧に伏線が回収されていき、キャラクターに無駄がなく、最後まで楽しめました。
黒幕は支店長(演:柳葉敏郎)で、顧客(演:橋爪功)と組んで不正を働いていました。それを阿部サダヲたちが暴くという池井戸潤さんぽい作風でした。
ただ、「アキラとあきら」のようなさわやかさはなく、「半沢直樹」のようにスカッと感もない。直近のものだと「七つの会議」に近いでしょうか。簡単に人は道を踏み外すし、人生は生きにくく、正義を振りかざしているように見えても同じ穴の狢だったりする。という社会不条理さを感じさせながらも、それでも強く生きていかねばならない、生きていこうというタイプの映画でした
どうでもよいんですが、池井戸潤さんの原作映画を見るたびに銀行員なりたくないなぁ(そもそもなれない)といつも思うのは私だけでしょうか笑
銀行口座丸裸じゃん
この職場、やめたい笑
基本座っているだけでなにもしない出世から外れた支店長
パワハラで部下を震え上がらせ、上には従うだけの副支店長
定時後にわざと仕事を押し付け来る同僚
営業成績が伸びずに精神を壊しつつある課長代理
癖が強い客
あるあるを煮詰めた感じなんですが、「こういう職場無理~いや~やめたい~」と感じました笑
いかにして不正をしてしまうのか
作中、滝野(演:佐藤隆太)が不正をしてしまいます。不正は悪いことなんですけど、文句言えないというか、「あぁしちゃったかぁ」みたいな演出なんですよ。
家では妻が子供を妊娠してお金が必要、会社では業績が振るわず同僚が病みかけている、「俺が不正すれば、丸く収まるのでは?」という思考にどんどんなってしまう。すべて支店長によって仕組まれたことですし、滝野責められないというか。いかにして不正が生まれてしまうのかを丁寧に描いていました
気になったところ
概ね大満足だったんですが、少し気になるところを
- 病んでいるって気が付きそうだけども
- 子供の成長
- そこに捨てるのか?
- 物件について調べないってことある?
- 女子更衣室とは
病んでいるって気が付きそうだけども
忍成修吾演じる課長代理が、営業成績が取れずに病んでいきます
最終的に、神社の狛犬に営業に行っていたことがわかるんですが、途中でだれか気が付きそうじゃない?
子供の成長
滝野が刑期を終えて刑務所から出てきたとき、第二子小さすぎない?
そこに捨てるのか?
滝野が盗んだお金を使って振り込みます。その領収書を支店のごみ箱に捨てるんですけど
いやそんなことある?
てか、銀行窓口で振り込んじゃう??
最後に、西木が闇金との契約書をびりびりに破いていたのは、滝野への風刺?笑
物件について調べないってことある?
簡単に物件決めすぎじゃない?え?
女子更衣室とは
いや、鍵かけるでしょ笑
【まとめ】「シャイロックの子供たち」
つらつらと気になったところを書いたんですが、楽しい映画でした
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