【映画感想】「冬薔薇(ふゆそうび)」伊藤健太郎復帰作を見て来ました!

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邦画
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こんばんは、ぬんです

伊藤健太郎復帰作ということで、見に行ってまいりました!

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視聴方法

映画館

鑑賞前に注意したいこと

性的描写、暴力シーンあり

とりあえず話は暗い

概要

公開年

2022年

監督

阪本順治

あらすじ

ある港町。専門学校にも行かず、半端な不良仲間とつるみ、友人や女から金をせびってはダラダラと生きる渡口淳(伊藤健太郎)。“ロクデナシ”という言葉がよく似合う中途半端な男だ。両親の義一(小林薫)と道子(余貴美子)は埋立て用の土砂をガット船と呼ばれる船で運ぶ海運業を営むが、時代とともに仕事も減り、後継者不足に頭を悩ましながらもなんとか日々をやり過ごしていた。淳はそんな両親の仕事に興味も示さず、親子の会話もほとんどない。そんな折、淳の仲間が何者かに襲われる事件が起きる。そこに浮かび上がった犯人像は思いも寄らぬ人物のものだった……。

公式サイト より引用

出演者及び役柄紹介

渡口淳(演:伊藤健太郎)

主人公、ロクデナシ

渡口義一(演:小林薫)

渡口淳(演:伊藤健太郎)の父

渡口道子(演:余貴美子)

渡口淳(演:伊藤健太郎)の母

美崎智花(演:河合優実)

美崎輝(演:永山絢斗)の妹

美崎輝(演:永山絢斗)

半グレ

中本貴史(演:坂東龍汰)

渡口淳(演:伊藤健太郎)の従兄

【ネタバレあり】感想

俳優・伊藤健太郎これから再生していくぜ!みたいなエンドを想定していたので、そ、そっちかーと

最近見たのが原因なのか、Netflix映画「悪魔はいつもそこに」と似ているように感じました

歯車が狂った状態から始まる

前述の「悪魔はいつもそこに」は、抗いようのない世間や家族の因果を最初から説明するという感じでしたが、本作は渡口淳(演:伊藤健太郎)が既にチャランポランの状態で出て来ます

渡口家には、もう一人息子(淳の兄、年齢は不明)がいましたが事故で亡くなってしまいます。作中内で何度も兄が亡くなったことが繰り返し言及され、兄が亡くなった事故が家族に与えた影響は大きく、淳がチャランポランになってしまい、家族に修復しきれない大きな傷を与えました

事件の仔細が語られないのもミソ。あえて事件の回想をしないことで、事件に対してそれぞれがどう思っているかを丁寧に描いているように感じました(具体的な事実を映像化してしまうと、誰々がいけなかったんだなーというような解釈が生まれてしまうのではないか?と私は汲み取りました)

また、歯車が狂っているのは、渡口家だけではありません。中本家も秘密を抱えて引っ越して来ますし、美崎輝(演:永山絢斗)のグループ、船員、メインキャラクターのほとんどが自分が思い描いていたものとは違う状態になっています

話暗いなーと最初は思っていましたが、コロナ禍もこれに近い話なのかなと

コロナなど、一個人ではどうしようもないことが起きた時に、人生が悪い方向に進んでしまう可能性だって大いにあり得ます

ですが、渡口家でいうのなら、「もう少し家族と向き合っていれば」別の方向に進んでいたかもしれません。とんでもない状況に陥った時に、後悔のない選択を取りたいなとぼんやり思いました

伊藤健太郎の復帰作

本作は、交通事故を起こした伊藤健太郎の復帰作となっています。推しとかそういうわけじゃないですが、将来いい俳優になりそうだなーと思っていただけに、事故を起こした時は残念でした

渡口淳はしっかり生きようという気持ちは少なからずあるものの、「友達」「仲間」に飢えているため、「仲間」だと言ってくれる不良仲間とぷらぷら。。という役所。そんな渡口淳を伊藤健太郎が丁寧に演じてきっておりました

ラストの淳は美崎輝(演:永山絢斗)の仲間になりますが、伊藤健太郎は闇サイドに落ちることなく、活躍していけるよう願っています

【まとめ】「冬薔薇(ふゆそうび)

家族のかたちを丁寧に描いた作品。伊藤健太郎の復帰作!が先行してしまいますが、脇を固める俳優たちの演技も非常に良かったです

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