【映画感想】「ヘルドッグス」実は恋愛映画?ラストシーンを考察&解説!

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ミステリー
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こんばんは、ぬんです!

「ヘルドッグス」よかったです!2回見ましたw

一生もぐもぐしている坂口健太郎はかわいいので、切り取ってまとめてほしいです笑(唐突の願望)

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視聴方法

映画館

鑑賞前に注意したいこと

PG12なので、映像的にグロテスクだったり、激しい濡場はありません

坂口健太郎!岡田准一!で見に行くと痛い目に合います!!だいぶ好き嫌いが出る作品かなと思います

あとキャラ多すぎ!となったので、公式サイトで確認をお勧めします!

原作とは?

原作とだいぶ設定が異なるので別物だと思っていくとよいです

デートではだめです

デートではお勧めできません!岡田准一さんが行くなと言っています笑笑

岡田准一「間違ってもデートで行くんじゃねーぞ」 坂口健太郎「実は岡田さんとはすっげえ相性が低い」 | OVO [オーヴォ] (kyodo.co.jp)

概要

公開年

2022年

監督

原田眞人

あらすじ

復讐のみに生きてきた兼高(岡田准一)は、その獰猛さゆえに警察に目をつけられ、関東最大のヤクザ組織へ潜入させられるハメに。任務は、組織の若きトップ・十朱(MIYAVI)が持つ“秘密ファイル”の奪取。警察の調査で相性が最も高い室岡(坂口健太郎)との接触を手始めに、着実に、かつ猛スピードで組織を上り詰めるが、その先には誰も予想できない結末が待っていた。次々に起こる新たなミッション、そして続々と明かされる驚愕の真実。残酷なほどに純粋な、息つく間もない怒涛の138分!この秋「ヘルドッグス」が日本映画に牙をむく!

映画公式サイト より引用

出演者及び役柄紹介

ちなみにわたしは、MIYAVIさんを知らず、松岡茉優さんをMIYAVIさんだと思って最後まで見ましたw(初回時)

兼高昭吾=出月梧郎(演:岡田准一

復讐のために殺人を行っていたが、阿内将(演:酒向芳)に捕まり、東鞘会に潜入する

アクション作が多すぎて、いろいろとよぎる。が、一番見た中でダークサイドよりな役所だったかなとおもいます

警察関係者

阿内将(演:酒向芳

警視庁の裏捜査エース。早口すぎる

衣笠典子(演:大竹しのぶ

公式によると「復讐の冷徹マッサージャー」。マッサージ屋と思いきや復讐に燃えるのアサシンだったと

サロンの常連客(演:尾上右近

尾上右近だし、なんかあるんかな?ってなったけど多分なんもなかった

どうしたん、いやマジでマッサージされただけやな、ジェームズ

東鞘会関係者

室岡秀喜(演:坂口健太郎)

宗教2世、詳細は不明だが両親が死刑囚

十朱義孝(演:MIYAVI)

東鞘会組長。異例の人事による抜擢

土岐勉(演:北村一輝)

兼高と室岡のボス。東鞘会最高幹部。「東鞘会三羽烏」の一人。

ガリレオでは吐く側だったのに、吐かせる側に回ってて、全然笑えないシーンなのに笑ってしまった

吉佐恵美裏(演:松岡茉優)

土岐勉(演:北村一輝)の愛人

大前田忠治(演:大場泰正)

東鞘会最高幹部。「東鞘会三羽烏」の一人。鼻がない(どうやって息してるん?)

衣笠典子(演:大竹しのぶ)の仇

三神國也(演:金田哲)

土岐勉(演:北村一輝)の部下

番犬(演:村上淳)

拷問場所の管理人

最近犯人役で見た気がする

熊沢伸雄(演:吉原光夫)

「東鞘会三羽烏」の一人。歌がうまい。テルマエロマエに出よう

本番さながら!ミュージカル『レ・ミゼラブル』公開稽古

さすが元「劇団四季」。カラオケでこの歌声使うのは無駄遣いすぎる

その他

杏南(演:木竜麻生)

室岡秀喜(演:坂口健太郎)の幼馴染

【ネタバレ含】感想

坂口健太郎のクソデカ感情が暴走する展開で、「モービウス」や「呪術廻戦0」ぽさもあり、よかったでございます

潜入物によくある「バレそうドキドキ!」がほぼないのも珍しく楽しかったです

アクション

本作の見どころはやっぱりアクションですよね

めちゃくちゃよい。繰り返してみたい。岡田准一さすがすぎて笑っちゃった

ツッコミどころは確かにある

  • 3回くらい聞きたい勢力図
  • PG12とは?
  • 女子高生とどういう関係だったん?
  • 意外とポンコツ?十朱義孝(演:MIYAVI)
  • 新人入れるなよ
  • 社会人のマナーが守られている!

3回くらい聞きたい勢力図

阿内将(演:酒向芳)が早口すぎて全然勢力図が分からない笑

タートルトークのドリーの説明並にわからないという笑

図解とかも一切ないので、そもそもわからせる気があんまりなさそう笑

PG12とは?

PG12なの?鬼滅と同じなの?え?煉獄さんんんん

濡場とかも全てが終わったぜみたいなシーンだったけど、会話が「あらやだエッチ」だったよ?

拷問のシーンとか言葉だけでもなんかえぐかったよ?思わず目が痛くなって目を押さえちゃった

目玉の神経の話とかparentがgard(PG)しきれないよ?

てか、坂口健太郎の「俺玉ないから」って、R18指定では?

女子高生とどういう関係だったん?

岡田准一が女子高生にラブってなるとは思えないんですが、原作の方が若い設定のようでそちらに合わせたのかなと思いました

個人的には、女子高生だろうと、パートのお姉さんであっても本筋はあんまり変わらないので、もう少し年齢上げても良かったんじゃない?と思いました

意外とポンコツ?十朱義孝(演:MIYAVI)

隙が無いように見えて、拷問部屋にノコノコついて行ったり、敵の思惑に全然気が付かなかったり、護衛が兼高昭吾(演:岡田准一)に殺されても全然気が付かなかったり

けっこう隙がありますよね?笑

あとは、自分で蹴って粉々にした瓶を回収するシーンとか、かわいかったw

新人入れるなよ

上客に対して、新人つけるなよ

社会人のマナーが守られている!

事務所の方々が離席される際に、パソコンをロック画面にしていてじわじわきました

たしかに伏線はそこにあった

2回目を見たのですが、話がすでにわかっていてみると、伏線も大量にあるんだなと感じました

冒頭の阿内将(演:酒向芳)の部下からの説明の際、「アフリカゾウの象牙の話」がちゃっかり出ているんですよね。吉佐恵美裏(演:松岡茉優)が裏切る理由がだいぶ冒頭から出ています

他にも、十朱義孝(演:MIYAVI)が実は元警察の人間であることが、異例の出世の理由になっていたりと、伏線がところどころにあり、二回目のほうが楽しめました笑

【考察】ラストシーン

さて、ラストシーンの考察に入りましょう(あくまで私の解釈ですよ!

ラストシーンは大体こんな感じ

兼高昭吾=出月梧郎(演:岡田准一)が、室岡秀喜(演:坂口健太郎)を射殺、出月梧郎が後追い自殺を図りますが、吉佐恵美裏(演:松岡茉優)に止められますそのあと出月と室岡の出会いシーンに戻って終わります

室岡秀喜(演:坂口健太郎)生い立ち

室岡秀喜(演:坂口健太郎)の部屋を見るに、「愛されたかった」という願望から、カルト時代のような部屋を作ったのではないでしょうか?

カルト自体には特段はまっていないご様子なので、カルト時代のような部屋で過ごす理由としては、両親が原因だと考えられます

虐待(宗教上の理由)で満腹中枢を壊されたと記載があり、両親から愛されていなかったと推察されます

愛される自分→誰かに必要とされる自分→ヒーロー願望へとつながっていったのではないでしょうか?

杏南(演:木竜麻生)の役割

杏南(演:木竜麻生)は「兼高昭吾が警察関係者だ」とわかるきっかけを作ったほかに、別の役割もあると私は考えました

それは、室岡にとって兼高がどれほど大切かということを示す比較対象 としての役割です

だいぶ特殊な幼馴染()とはいえ、「組織にも言っていない部屋」にあっさりと通します。このシーンから、室岡にとって杏南がだいぶ重要な人物であることがわかります

杏南が海外に行くときに、室岡は選択を迫られるわけです。杏南or兼高か

室岡が最終的に兼高を選んだことが、ラストシーンへとつながります

室岡ブチ切れ案件

室岡が切れた理由としては、さまざま考えられますが、「兼高昭吾(演:岡田准一)とコンビを解消された」のが、一番の原因だと考えられます

父親に似ている・三神國也(演:金田哲)に対しての不満はあったにせよ、殺害までに至ったのは、コンビ解消が原因で感情をおさえられなくなったことが原因です

ラストシーンへ

室岡にとって、兼高は大切すぎる存在です。愛の足りない自分を大事にしてくれて、かつ、憧れのヒーロー。恋愛感情というよりは、ブロマンス(男性同士の親密で精神的な繋がり)でしょうか

怪我を負っていることに加え、三神國也(演:金田哲)を殺した室岡は、組織が居場所がないどころか、組織から追われる立場となりました。遅かれ早かれ室岡は死ぬわけです

そうなったときに、マイヒーロー兼高に殺されたいという願望の元、吉佐恵美裏(演:松岡茉優)を拉致し、殺された(殺すように仕向けた)と考えるのが自然ではないでしょうか?

室岡を殺した理由

兼高はヒーロー願望があり、正義感・責任感が強い男です。

好きだった女性を殺される→復讐の鬼 になった人物のため、助けるべき人・吉佐恵美裏を守れないことは耐えらえないという気持ちもあったと考えられます

それに前述の通り室岡は殺されにきているわけですから、最適解は「室岡を殺すこと」です

兼高は室岡の願いをかなえた、つまり室岡を選んだことになるのではないでしょうか?

(余談)てか、室岡ってサイコパスなのか?

「自分が自分でなくなる瞬間があって辛い」(意訳)と兼高に泣きついているシーン、熊沢伸雄(演:吉原光夫)が死んで「食欲ないぜ」と悲しんでいるシーンからみるに、無感情サイコボーイではなさそうです

サイコパスと公式にはありますが、サイコパスにならざるおえなかった環境に生きてきた、ともとられることができます

余談

十朱義孝(演:MIYAVI)が美術館巡りとして行った美術館は、「やんごとなき一族」の家

先代が作ろうとしていたリゾート地(ラストで室岡秀喜(演:坂口健太郎)が殺されるところ)は、「コンフィデンスマンJP 英雄編」冒頭のシーンで使われてたところですかね?

まとめ

だいぶ美しく終わっているので、次回作なさそうなのが寂しいのと

衣笠典子(演:大竹しのぶ)はどこいったんでしょう。。笑

あと、はんにゃ、人生で坂口健太郎にキスされるとは思ってなかっただろうな

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