【書評】「52ヘルツのクジラたち」2021年の本屋大賞作、泣けなかったけど面白かった!

books

こんばんは、ぬんです

「52ヘルツのクジラたち」読んだどー!!!

スポンサーリンク

「52ヘルツのクジラたち」

あらすじ

自分の人生を家族に搾取されてきた貴瑚と

母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年が期せずして出会う

登場人物

貴瑚

田舎町に移り住んだ女性

ムシ(52)

母親に虐待される少年

村中

田舎町に住む男性。デリカシーなし男

アンさん

貴瑚が移り住む前に親しかった人

美晴

貴瑚の高校の友人

【ネタバレあり】感想

面白かったです。本屋大賞流石です。ポップな表紙と裏腹に「虐待」というセンシティブな内容で、事前情報あんまりいれてなかったのでびっくりしました

ただ、伏線もしっかり貼られており、文章自体は平易で読みやすい。貴瑚(以下、キナコ)が、引っ越してきたのか?という謎も少しずつ解明されていき、読む手が止まりませんでした

52ヘルツのクジラたち

52ヘルツのクジラは、仲間と交信できない(ヘルツが違うため)クジラを意味しています

52ヘルツのクジラのようなキナコ、愛、アンさん 、、、

みんな違ってみんないい、みたいな綺麗事じゃあ済まなくて、やっぱり差別偏見はあって。ということがわかりやすく書かれていました

キナコ、愛、アンさん、3人とも、一番近くにいるはずの親と交信できてないんですよね

アンさんの葬式シーンは特に象徴的でした

(アンさんの母親が)アンさんの顔に、一所懸命化粧してた・・・

本書 P199

アンさんの母親は、虐待などはしない良い親だったんだと思います。

ただ、アンさんのトランスジェンダーを最後の最後まで受け入れられなかったのだなぁと。そのことがアンさんにとってつらかったのは想像に難くないです

ただ、泣けなかったのよねぇ

泣ける泣けると評判だった本作。全然泣けなかったんですよね

「そして、バトンは渡された」の映画を号泣した人間なので、サイボーグではないとおもうんですが、これがからっきし泣けなかったんです

小説をそこまで読まないせいからなのか、美音子結局何者だったんだ、アンさん、、と途中まで色々考えてしまったせいなのか。理由は色々あるんでしょうけど、一番は、主人公キナコ一族が、不倫してたからかなぁと思いました

キナコの場合、完全に主税のせいだと思います。本命がいるにも関わらず、心が弱っている彼女に漬け込んだ主税が悪いと思います。アンさんしか勝たん

でもね、婚約者の気持ちを一瞬考えちゃったんですよ。婚約者だったからまだよかったかもしれないですけど、結婚して子供いるのに、愛人に貢いでるなんてことあったら、、とか

たとえ、婚約者であっても、ダメージ負わない人いないと思うんですよね

これがダメージ負ってなくて

婚約者「主税?あんなん金蔓だわ、税金みたいな名前してるし?」

みたいな感じだったらそれはそれでアナザーストーリーが読みたいですね

映画化にも期待

こんな話題性のある本だし、面白いし、映画化して欲しいなぁと思いました

特にアンさん役は期待してしまいますね。物語の鍵でもあり、むずかしい役どころ

誰が良い?とか全然ないんですけど、演技力は必要ですよね

終わり方も良かった

そこそこハッピーエンドなんですけど、やっぱりキナコが愛を育てるには、高い高いハードルがあるわけですよ

でも、架空の人物なのに、幸せを願わずにはいられなかったんですよね

親元から逃げ、一番大事にしてくれていた人を失ったキナコ。もう不幸の連続は十分だよ。もうそろそろキナコのターンきても良くない?

とりとめもないまとめ

全く泣けなかったんですけど、面白かったです

九州いきてぇ笑笑ってなりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました