こんばんは!ぬんです
楽しみにしていた岡田悠さんの「10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい 部屋をめぐる空想譚」を読んだので感想書きました!
きっかけ
前作「0メートルの旅」を読んだのがきっかけです
なんだこの面白い本!と思いまして、新作も嬉々として購入しました
こんなひとにおすすめ
くだらないちょっと笑える話が好きという方におすすめです
本著と内容がかぶる記事が「オモコロ」載っているので、読んでみてください
感想
タイトルの「10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい」をはじめ、他6編がまとめられています
くだらないのに面白く、ぐいぐい引き込まれる岡田悠さんの文章。憧れます
そんな素敵な文章に憧れつつ、読んで感じだことを取り止めもなく書いていきます
台所「10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい」
そう、台所には、「10年間飲みかけの午後の紅茶」がいます
苦楽を共にした?紅茶を捨てるか捨てないかで悩むお話
意外にも10年前の紅茶を分析にかけたところ、汚くないようで、驚きでした
リビング「取扱説明書554冊からたどる或る男の人生」
取扱説明書に書いてある「ドコモ太郎」の一生を追い続ける物語
取扱説明書なんて、「困った場合」みたいな項目を困った時に読むだけで、登場人物がどうなったのかなんて考えたこともないな
と思うと同時に、
取扱説明書を真剣に読むのは、岡田悠さんとアメリカドラマ「クリミナル・マインド 」の登場人物ドクタースペンサー・リードくらいだと思ったり笑
さて、件の「ドコモ太郎」は、例文なのでどうしても同じ内容を繰り返し歩んでいます。ドコモ春子という妻は60人近くなり、会社のボウリングは業務が行われているのか不安になるくらい行われます
2015年ごろから急激に「ドコモ太郎」の活動が急激に追えなくなります
そう、スマートフォンの台頭です 一度も読んだことない取扱説明書の「ドコモ太郎」の行動が追えなくなって悲しくなっている自分がいました
トイレ「「地球の歩き方」100冊の詩的な一節で旅に出る」
トイレで「地球の歩き方」を読む話なんですが、実はわたし「地球の歩き方」読んだことないんですよね
「地球の歩き方」は独特な黄色い表紙が参考書みたいで使ったことないんです
でも、この文章読んだら、「地球の歩き方」が読みたくなってきました
調べると、地域ごとではなくていろんな種類のがあるようで、異世界の歩き方とかありました。。どういうこと
寝室「122の花言葉から成る花瓶たちのロマンス」
寝室に飾った2種類の花束の花言葉を調査するお話
花束のサブスクを利用したそうなのですが、「この世のサブスクはこんなものまであるの!」
時代に取り残されてしまった感が尋常じゃない
調べたところ、花束のサブスクは比較的リーズナブルで1000円を切るものもちらほら
余談ですが、ミステリとかで、探偵が「この花の花言葉は、〇〇」とすらすらいうのを見かけるんですが、あの人たちやばいですよね
風呂「バブの20分間の鼓動を聴く」
バフはなぜ心地よいかを調べる話
バブの溶ける音には1/fのゆらぎがあるそう。1/fのゆらぎは心地よいそうです。買いたくなってきたぞ。。
ちなみにわたしも入浴(剤)大好き人間なんですが、最近はすぐ溶ける粉タイプのものが主流
お風呂のソムリエが出している水素入浴剤が、肌もツルツルになるのでおすすめですよ
書斎「「きかんしゃトーマス」490話から紡ぐ安全報告書」
「きかんしゃトーマス」における事故原因の分析
言わずと知れたイギリスアニメ「きかんしゃトーマス」490話の分析結果です
事故の原因は、1位不注意、2位わざと、3位図に乗る だそうです
図に乗るって、、
部屋「296色を探して部屋をめぐる」
部屋で269種類の色を探す話
1つの話に全色でてくるわけですが、知らない(思い浮かばない)色ばかり
色見本サイトと見比べながら、ぜひ読み進めてほしいです
とりとめもないまとめ
どの話も相変わらず面白く、クスッとわらえるものばかり
次回作を楽しみにしようと思います!
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